私は東野圭吾さんの小説が大好きです。
一番好きな作家さんで、一番読んでいる作家さんです。
東野圭吾さんの小説は様々なシリーズものがあるのをご存知ですか?
この記事では私のお気に入りのスキー場シリーズの順番や詳細について紹介します。
スキー場シリーズとは
現時点では4冊がスキー場シリーズとして出版されており、いずれも実業之日本社から出版されています。
今後、続編はあるのでしょうか?
雪山三部作は今回でひとつの区切りですが、…もう書けません。
とりあえずは、雪山を舞台にやりたかったことは書ききった感じです。
対談 東野圭吾×上村愛子より
と、あるようにひとつの区切りだそうです。
順番通りに読んでみると分かるのですが、確かに区切りだなぁと感じる部分があります。
4冊なのに雪山三部作なのはなぜ?順番は?
スキー場シリーズは4冊あるのですが、そのうちの3冊が雪山三部作とされているためです。雪山三部作は
- 白銀ジャック
- 疾風ロンド
- 雪煙チェイス
の3冊です。
この雪山三部作に「恋のゴンドラ」が合わさって、スキー場シリーズ4冊となります。
発売日の順だと、
- 白銀ジャック
- 疾風ロンド
- 恋のゴンドラ
- 雪煙チェイス
となります。
スキー場に行きたくなる?!
4冊とも話の舞台がスキー場ということで、当然スキーやスノーボードが出てきます。
私は、スキーもスノーボードも下手くそながらも一応滑れるのですが、これらの小説を読んでいると、
スキー場の雰囲気や空気が思い出させられるほどの臨場感が感じられます。
久しくしていないのですが、スキー場に行ってスノーボードをしたくなりました。
スキーやスノーボードをしたことのある人は、読んでいてスキー場を思い出す、そんな小説たちです。
白銀ジャック

「我々は、いつ、どこからでも爆破できる」。
白銀ジャックより引用
なんとシーズン真っ最中のスキー場の下に爆弾を埋めたという脅迫状がスキー場のもとに届きます。身代金も要求され…
- スキー場は一体どのように対応するのか
- 犯人は誰なのか
- 目的は何なのか
と、気になることだらけの1冊で、次々にページが進みます。
疾風ロンド
1作目は爆弾でしたが、2作目は生物兵器です。
強力な生物兵器を雪山に埋めたという犯人から、その場所を知りたければ3億円を支払うようにという要求が届くも、その犯人が死んでしまい…
とある研究員が上司に命じられ、息子とともにスキー場に探しに行くという話です。
- 生物兵器をどうやって探し出すのか
- 上司と息子との関係
- 息子のスキー場での出来事
と、読んでいるうちに物語に引き込まれます。
そして、最後の最後にこうきたかーと思わせる結末が待っています。
映画化されているので、映画も要チェックです。

恋のゴンドラ
雪山三部作はいったんお休みで、間に入っているのがこの「恋のゴンドラ」です。
スキー場が舞台の総勢男女8人が繰り広げる、実に様々な恋愛模様です。

恋愛っていろいろあるよなぁと思わされる1冊。
若い頃、自分の経験ではないのですが、恋愛にはいろんな話があったなぁと思い出しました。
さらっと読めるので、内容からしても1冊を一気に読むのがおすすめ!
雪煙チェイス
雪山三部作の3冊目です。
大学生の脇坂竜実があろうことか殺人容疑をかけられてしまいます。
アリバイを証明できるのは、スキー場で出会った名前も連絡先も分からないある女性。
「その人を捜せ。おまえの無実を証明するには、その人を見つけるのが最善の策だ。というか、それ以外に道はない」
雪煙チェイスより引用
竜実は自分の無実を証明するためにスキー場へと向かいます。
この「雪煙チェイス」のおもしろいところは、犯人を追うのではなく、犯人ではない無実の竜実が自分のアリバイを証明するための女性を捜しに行くという点です。
警察は竜実が犯人だと思っているため、竜実を追いかけてくるのですが、逃げる竜実とその竜実を追う警察とのやりとりを読むのがおもしろく感じました。
一番好きなのは?
私がこの4冊で一番好きなのは「雪煙チェイス」です。
上記に述べたように、自分のアリバイを証明するべく、警察から逃げながら女性を捜しに行くというドキドキ感が読み進めずにはいられませんでした。
読み終えると、話のメインとは別にすっきりする部分もあり、読後感が爽快でした。
最後に
スキー場が舞台のスキー場シリーズは、どの本も読んでいてハラハラ、ドキドキが止まりません。
スキーやスノーボードの経験がある方なら、より楽しめると思います。
雪山三部作とは違うテイストの「恋のゴンドラ」は読んでみてびっくりの1冊ですが、読み終えると東野さんらしい1冊だなぁと思うことでしょう。
スキー場シリーズ4冊は本当におすすめなので、未読の方はぜひ



読む順番は順番通りですよ!
まずは1冊目のこちらから


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