私は母親から「人と違っているものが良い」という価値観を押し付けられて育ちました。小さい頃からそのように育てられたため、「人と違ったものでなければならない」という刷り込まれていました。
その過程についてはこちらの記事にてまとめています。

この記事では束縛されて育った私が束縛に気付いたきっかけや私がとっている対策についてまとめました
束縛に気付いたきっかけは
私が母親から価値観を押し付けられているという状態が母親からの束縛であり、異常なことだとはっきりと気付けたのは最近になってからです。
ランドセルや着物をはじめとして日常的に束縛されてきたのですが、変だとは思うものの、逆らえなかった。
逆らったところで無駄なことだと思って、諦めていたのです。
束縛に気付けたきっかけは、子ども達の服を買いに行った時です。この時子どもは小さく自分で意思表示できないくらいの月齢の時の話です。
私が子どもに着せたらかわいいなぁと思う服を選んでいました。子ども服を選ぶのって楽しいですよね。
候補の服をいろいろ並べて悩んでいた時のこと。
私が選んだ服は見向きもせず、母が好みの服を「これがかわいい」「これが他と違っていていい」と押し付けるようにして持ってきます。持ってくるだけならまだいいのですが、私が選んだ服をことごとく否定。
「その服はないわ。いまいち」
この時にどうしてここまで価値観を押し付けてくるのだろうか、ここまで言われる筋合いはないと感じました。
そして、今まで自分が価値観を押し付けられてきたのは、異常なことなのではないか、自分の子ども達にはこのような思いは絶対にさせたくないと感じました。
ものすごく嫌悪感を感じ、拒絶していいんだという気持ちになりました。
私が取っている対策
母親からの価値観の押し付けに気が付いてからは、過去にしてきたような嫌な思いは二度とするまいと強く心に決めました。
- 母と買い物に行かない
- 母がいる場で大事なものを決めない
- 押し付けられそうだという状況に気付く
私や子ども達のことに対して、母が意見を言うのは構いません。しかし、うちの母の場合は意見を言うのを通り越して、自分の意見だけが正しいとばかりに押し付けてくるのです。
私や子ども達のことは私たちが決める
そのように固く心に誓いました。
子ども達に連鎖させないために
私が母にされてきたようなことを子ども達に連鎖させないために十分に気を付けています。
これらのことは夫にも話してあり、「私が価値観を押し付けそうになっていたら、そのことに気付いて教えて」とお願いしています。
子ども達は自分できめられるような年齢になり、服や欲しいものを自分で選ぶようになってきました。
ある日、しつけ箸を買いに行きました。その時に息子が「キティちゃんのがほしい」と言いました。いずれ幼稚園に持っていくことも想定していたので、押し付けない程度に「キティちゃんは女の子がよく持っているキャラクターだけどいい?」と伝えました。
息子は「大丈夫、僕はキティちゃんがほしい!幼稚園にも持っていくよ」と言ったので、キティちゃんを購入しました。
のちに幼稚園に持っていった時に「キティちゃんかわいいって言われた」とにこにこしながら報告してくれました。
このように子ども達のこれがいいという思いを大切にしていける親でありたいと思います。
最後に
自分の価値観があるのは当たり前のことですが、私の母や祖母のように自分の価値観を人に押し付けて、強要してはいけないと思います。
そのことで私は自分のこれにしたいという希望を尊重されることなく、母親の思い通りにされてきました。
もっと早く押し付けられているということに気が付き、呪縛から逃れたかった。
過去は巻き戻すことはできません。これからは束縛を断ち切っていきます。
子ども達には、自分の思いを大切にして何事も選択していけるような人になってほしいですし、そのように育てていきたいと思います。
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