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海堂尊の「ジーン・ワルツ」は生殖医療のずっしり重い話でした

海堂尊さんの「ジーン・ワルツ」を読み終えました。

桜宮サーガのうちの1冊である「ジーン・ワルツ」は、重いテーマながらもさらっと読むことができました。

この記事では海堂尊さんの「ジーン・ワルツ」の感想についてまとめました。

ネタバレありなので、未読な方はご注意ください。

目次

舞台は帝華大学

主人公となるのは、帝華大学の産婦人科医、曾根崎理恵。

冷徹な魔女(クール・ウィッチ)と陰で呼ばれている彼女が、とんでもないことに身を染めているというタレコミが上司のもとに寄せられます。

それは、代理母出産を行っているというもの。

あの話とつながりが

桜宮サーガを順に読んでいる人は分かると思いますが、「極北クレイマー」でのあの事件の話が出てきます。

そして、曾根崎理恵と同じ産婦人科医として登場する清川医師は、「ひかりの剣」で出てくるあの清川吾郎。

かっぱまきこ

桜宮サーガは、過去作とのつながりが分かると、読んでいて楽しいですよね。

桜宮サーガを読んでいて思うのは、見事に過去作と繋がっているなぁということ。

ここまでのつながりがある作品を私は知りません。

出てくる5人の妊婦

曾根崎理恵が週1回非常勤の医師として働いている医院では、5人の妊婦が描かれています。

中でも一番印象に残ったのは、ユミという19歳で妊娠した女の子。

妊娠した背景も複雑で、最初は中絶を望んでいるのですが、彼女がものすごく変わっていくのです。

「赤ちゃんができれば母親の準備は自然と追いつくし、赤ちゃんは世界を一変させる力を持っている、ってこと」

「ジーン・ワルツ」より引用

この言葉は、医院で一緒に働く助産師の言葉なのですが、ユミを変えた赤ちゃんの力は本当にすごいと感じさせられました。

他の妊婦も様々なエピソードがあり、妊娠、出産を無事に終えられるのは本当に奇跡なんだなぁと改めて思いました。

妊娠、出産、生殖医療は難しい

「ジーン・ワルツ」を読みながら思ったことは、生殖医療は本当に難しいということ。

医療の発達により、生殖医療は日に日に進歩していますが、いったいどこまで手を加えられるようになるのだろうと恐ろしく思う気持ちもあります。

理想と現実。

生き物としての人間の生殖に、どこまで手を加えても良いのだろうか、何が正解なのだろうかと考えさせられます。

また、産婦人科医療の現状についても描かれており、海堂さんの小説に良く出てくる厚生労働省との話も出てきます。

海堂さんの小説は、話によっては、かたくて読みにくいと思う話もあるのですが、(海堂さんすみません)この「ジーンワルツ」は読みにくいと思わず、さらっと読み終えることができました。

さらっと読めるけれど、ずっしり重い話。

途中で、もしかして…と思ったのですが、その通りでした。

曾根崎理恵はいろいろな意味で強いと感じた作品でした。

菅野美穂さん主演で映画にもなっています。

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おすすめ度:

「ジーン・ワルツ」を読んで、生殖医療の話として思い出したのが「デザイナー・ベイビー」

私はドラマを先に見てから原作を読んだのですが、この本も奥深くて、重くて好きです。

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