私は何事においても、否定する傾向にあるそう。
夫から指摘されて初めて気が付いたのですが、
- 相手に意見を求めた時
- 相手が提案した時
に、まず最初に「えー」と否定から入るようです。
それは夫に対してだけでなく、子ども達に対しても同じだそう。
夫から「まず否定するのはやめた方が良い、というかやめてほしい」と指摘されました。
自分ではそんなつもりはみじんもなかったのですが、意識してみると夫に指摘された通り、人の意見や提案に対して否定してばかりでした。
なぜ否定してしまうのだろうか?
人の意見を否定してしまう自分を意識すると、自分のことがものすごく嫌になりました。
明らかにだめな提案ならまだしも、
子どもが「今日は天気がいいから、外で遊びたい」という発言に対して

えー、今日は暑いよ
と、子どもの思いを切り捨てるような対応を無意識のうちにしているのです。
さらに、外で遊びたいという意見を「えー、暑いよ(暑いから嫌だなぁ)」という言葉で否定しているにもかかわらず、結局は子ども達を連れて外に遊びに行くのです。
暑いという思いを持ちながらも、子ども達と外に遊びに行くのなら、最初の「えー暑いよ」の「えー」はいらないと思いませんか?
振り返ってみると、自分自身も母親から同じような対応をされてきたことに気が付きました。母親と母方の祖母もです。
そして、その二人はいまだにそのような対応をし続けていることにも気が付きました。
祖母→母、母→私
全てを人のせいにするわけではありませんが、祖母から母、母から私へと「まず否定から入る」という対応が引き継がれていることは明らかです。
反面教師にして育つという場合もあるかもしれませんが、私は「まず否定する」という対応は自分の所で断ち切りたいと思いました。
「意見を否定される」というのは相手からすると「その意見を持った自分自身を否定される」ということ。



肯定される意見をまず否定されるなんて悲しいですよね
私のとった対策
私はこのような負の連鎖を断ち切るべく、対応を考えてみました。
- 人の意見や提案は頭ごなしに否定せず、まず同意する
- 否定していたら夫に知らせてもらう
- 母や祖母と距離を置いて付き合う
の3点を考え、実践しているところです。
(長い間染みついた部分なので、完璧に直すのはまだまだ難しいです)
1つずつ詳しくみていきます。
人の意見や提案は頭ごなしに否定せず、まず同意する
人間なので、一人一人考えが違って当たり前、必ずしも自分と同意見とは限りません。
そこで、意見や提案に対しては「そうだね」「そうしたいんだね」と同意することにしました。
前に例としてあげた文で振り返ってみます。
天気がいいので子どもの提案に従って外遊びに行くが、暑くて長時間は危険なので短時間で帰る予定にする場合。
子ども 「今日は天気がいいから外で遊びたいな」
私 「えー、今日は暑いよ…まぁ短い時間ならいいけど。」
暑いから行きたくないなぁという自分の不満な思いを表現したうえで、子ども達と外遊びに行くので、仕方がなく外遊びに行くという印象を受けませんか?
子ども 「今日は天気がいいから外で遊びたいな」
私 「そうだね、いい天気だもんね。でも今日は暑いから短い時間で遊ぼうね。」
- 暑いから行きたくないという不満はぐっと飲みこんで、子どもの思いを受け止める。
- 遊びたい思いを肯定したうえで、暑いため短時間で済ますことを伝える。
最初に外に遊びに行きたいという子どもの提案を了承しています。
見比べてみると、同意する場合のほうがはるかに気持ち良い印象を受けますよね
否定していたら夫に知らせてもらう
自分でいくら意識をしていても無意識に出てしまうことがあります。
夫に指摘してもらうことでその場面を振り返り、なぜ否定してしまったのかを考えることにしています。
振り返ってみると、
- イライラしている時
- 自分が嫌な提案の時 (自分が苦手なことや気乗りしないことに対する提案)
に無意識に否定する自分が現れるという傾向にあることが分かりました。
自分では無意識な行動を身近な人に知らせてもらって、自分でそのことに気付くことはとても大事なことだと思います。
実際に出た行動を基に振り返るので、次に役立てることにつながります。
母や祖母と距離を置いて付き合う
母や祖母のことは好きですが、「意見や提案を頭ごなしに否定してくる」点に関してはものすごく嫌だと感じます。
一番良いことは母や祖母に「意見や提案を否定しないように気を付けてほしい」と伝えることなのですが、伝えたところで「えーそんなことはない!」と否定されるでしょう。
また、長年染みついた習慣はなかなか変えられないもの、これは同じように「意見や提案をするに否定してしまう」私が実証済みです。
相手を変えることは難しく、労力もかかるため自分が変わることにしました。
- 自分の意見や提案を否定されても気にしない
- 子どもの意見や提案を否定された場合は、私が同意したりフォローしたりする
- 会う頻度を減らす
夫に否定する自分を指摘される以前は、母や祖母の対応も全然分かりませんでした。しかし、「否定する自分」を意識してからは、母や祖母の対応がものすごく気になるようになったのです。
「否定する」ことを意識しているからこそ、人の否定に敏感になったみたいです。
「否定する」自分に気付けて良かった
私は夫からの指摘によって初めて「否定する」自分があることを知りました。
もし、夫が指摘してくれなかったら、死ぬまでこのままだったかもしれません。指摘してくれた夫に感謝しています。
長年染みついた習慣を変えるのは、なかなか難しいことです。
しかし、「否定する自分」があることを知ったうえで、その部分を変えたいと思いながら生活することで変わっていけると思います。
最後に
「否定する自分」がいること、それが祖母、母、私へと連鎖していることを知った時はショックを受けました。
それと同時に、このままでは絶対にいけないと強く感じました。
今は、意識しながら日々気を付けているところです。
今では、意識する前だったら否定していただろうなぁという場面に気が付くことができるようになりました。とはいえ、まだ否定してしまうこともあるのですが…
- 「意見をまず否定する」という負の連鎖は断ち切らなければならない
- 自分で意識していくことで、少しずつ自分を変えられてきている
- 相手を変えるのは難しいので、母・祖母からは自分の手で防衛する
過去は変えることができないので、これからは否定しないように気を付けていこうと強く思っています。
私は子ども時代に自分の部屋がなかったのですが、振り返って思うことを書きました。


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